こんにちは！20年以上就職・転職サポートをしている工藤マサムネです。
今回は「5月に仕事を辞める新卒社員が多い理由」を解説します。
僕はこれまでたくさんの求職者の方とお会いしてきましたが、特に5月は新卒入社した方からの転職相談を多くいただきます。
この中には、新しい環境に慣れず気分が落ち込んでしまう「五月病」の方もいらっしゃいますが、中にはそうではない人もいらっしゃいます。
5月に仕事を辞める新卒社員が多い理由は、一体何なのでしょうか？
また、5月に仕事を辞めたくならないようにするには、どのように就職活動をしていけばよいのでしょうか？
5月に仕事を辞める新卒社員が多い理由とは？
5月に仕事を辞める新卒社員さんの多くは「思っていたのと違った」など、理想と現実のギャップに苦しんでいる方が多いです。
特によくあるケースは、こちらの5つです。
・思ったよりも仕事が単調でつまらなかった
・配属先が希望の場所ではなかった
・全然新人教育をしてもらえず、放置されている
・思っていたより給料が低かった
・思ったより通勤がキツい
このように「思っていたのと違った」という理由で転職を決意する方が多いのですが、実はこれらの多くは就職活動の段階でチェックできます。
つまり、入社前にしっかりチェックをしてミスマッチを防ぐことができるのです。
ここからは、新卒さんによくある「辞めたくなる理由」とその対策について解説していきます。
新卒社員によくある辞めたい理由1つ目
新卒さんによくある辞めたい理由1つ目は「思ったよりも仕事が単調でつまらなかった」です。
1ヶ月仕事をやってみて、思ったより仕事がつまらないと感じる方は多くいらっしゃいます。
基本的に入社1ヶ月目は実務よりも座学が多かったり、雑務を中心に行わなければいけなかったりと、その仕事の醍醐味をまだ感じられない時期であることが多いです。
もしかしたらつまらないのは最初の1〜3ヶ月だけで、それ以降は仕事の楽しさを感じられる時期かもしれません。
そのため、就職活動中は「入社後の業務内容やスケジュール」について詳しく聞いてみることをおすすめします。
就職失敗の回避方法
入社後の業務内容やスケジュールについて詳しく聞く
「入社から半年経つと、どのような業務ができるようになっていますか？」
「入社1ヶ月は、どのような業務を行いますか？」
ちなみに業務内容の上手な聞き方については、こちらの記事で詳しく解説しています🔻
新卒社員によくある辞めたい理由2つ目
新卒さんによくある辞めたい理由2つ目は「配属先が希望の場所ではなかった」です。
「都心の支社で働きたかったのに、地方に飛ばされた」「ゆったりと働ける店舗がよかったのに、忙しい職場に配属になった」など、希望の配属先でないと辞めたくなってしまう方が多いです。
例えば入社1ヶ月目は全員で研修を行い、2ヶ月目からそれぞれ別の職場に配属になる会社が多いので、5月になって「希望の配属先ではなかったので辞めたい」という方が増える傾向にあります。
配属先を選べる会社と選べない会社があったり、そもそも配属エリアが限定されている会社があったりと、会社によって勤務先の選び方・選ばれ方は異なります。
また、希望と違う配属先になっても後から異動できる可能性もありますので、最初の数ヶ月〜数年は我慢するという手もあります。
そのため、就職活動の時点で「配属先は選べるのか」「自分はどのエリア・支社・店舗に配属になりそうか」を聞いてみるのがおすすめです。
どうしても行きたいエリアがある場合は、配属先が選べない会社は避けた方がよいでしょう。
就職失敗の回避法
「配属先は選べるのか」「自分はどのエリア・支社・店舗に配属になりそうか」を聞いてみる
「入社1年目は、どの店舗に配属になる可能性が高いでしょうか？」
「異動の希望は通りやすいでしょうか？」
新卒社員によくある辞めたい理由3つ目
新卒さんによくある辞めたい理由3つ目は「全然新人教育をしてもらえず、放置されている」です。
新卒だから丁寧に教えてもらえると思いきや、「とりあえず自分で頑張ってね」と言われるだけで、親身に研修・教育してくれない会社もあります。
また、研修は座学で2~3日研修をするだけで、その後いきなり実務に入る会社もあります。
このような状態は、就職活動中に研修・教育の具体的な内容やスケジュールについて聞いておくことで避けることができます。
就職失敗の回避法
「新卒入社した場合は、どのようなスケジュールで研修が進んでいくのでしょうか？」
「教育してくださる方は、社内のどなたになりますか？」
「この業務についての研修はありますか？」
新卒社員によくある辞めたい理由4つ目
新卒さんによくある辞めたい理由4つ目は「思っていたより給料が低かった」です。
想像よりも給料が低く、転職を決意する方は非常に多くいらっしゃいます。
給料が低いと感じる理由には、さまざまあります。
・生活費や手取りの計算を見誤っている
一人暮らしが初めてで、光熱費・食費・家賃・税金がこんなに高いと思わなかった等
・残業代の計算方法が間違っている
見込み残業があるとは知らなかった、残業代が何分単位なのか確認していなかった等
・ボーナスの計算方法が間違っている
ちなみに入社してはじめにもらえるボーナスは本当に少ないことが多いので、珍しいことではありません。
・基本給と業績給を確認していなかった
月給20万円なので20万円もらえると思ったら、基本給は10万円だったので毎月必ず20万円もらえるとは限らなかった等
このように、給料や手取りに関しては「こんなはずじゃなかった」が起こりやすい傾向にあります。
そのため、就職前によく確認しておくことが大切です。
就職失敗の回避法
・月給の内訳を確認する（月給・基本給・業績給・手当など）
・生活費や手取りを計算しておく（家賃、光熱費、税金、年金など）
・残業代の支給単位と金額について確認しておく（何分単位で支給か？）
・給料に見込み残業が含まれているかどうか確認しておく
・ボーナスの計算方法を確認しておく
よくあるボーナスの計算間違いについてはこちらの記事で解説しています🔻
新卒社員によくある辞めたい理由5つ目
新卒さんによくある辞めたい理由5つ目は「思ったより通勤がキツかった」です。
実は、通勤がイヤになって転職を希望する方は非常に多くいらっしゃいます。
例えば同じ「片道30分」でも、電車の乗り換えが2回あるのか乗り換えなしなのか、空いているか満員電車なのか、自転車通勤なのか車通勤なのか、などで大変さは大きく異なります。
また運転が苦手な人にとっては車通勤は苦痛になりやすいですが、地方だと交通の便が悪く、車通勤必須になることもあります。
そのため、全国転勤で地方に配属になった方が人生で初めて車通勤をして「キツいので辞めたい」というパターンもあります。
片道何分という数字だけ見て判断するのではなく、具体的な交通状況やシチュエーションを加味して、本当に毎日通勤できそうかどうかを確認しておくことが大切です。
就職失敗の回避法
- 通勤は片道何分で、本当に毎日無理なく通えそうかどうかを確認しておく
- 交通状況やルート確認などをしておくとベター
新卒社員は5月に仕事を辞めてもいいのか？
よく「入社してすぐに辞めても大丈夫でしょうか？」というご相談をいただきます。
世間的には「新卒はまず3年は勤務しろ」とよく言いますが、僕はすぐに辞めてもいいし、すぐに辞めてもすぐ仕事は見つかるので大丈夫だと思っています。
「せっかく時間をかけて就職活動をしたのに、すぐ辞めてしまったらもったいない」
「新人なのだから、自分に合わなくてもある程度は我慢しなければいけないだろう」
このように考える真面目な頑張り屋さんが多いのですが、自分に合わない仕事を無理に続ける必要はありません。
例えば、明らかに違法な労働をさせているような会社や、新卒社員を教育・研修をせず放置している会社、心身ともに体調を崩してしまいそうな会社は、今すぐ辞めても全く問題ありませんし、むしろすぐに辞めるべき会社です。
すぐ切り替えて別の会社に行った方が、有意義な新卒1年目を過ごすことができます。
また第二新卒の枠も需要はありますし、しっかり正当な退職理由を伝えれば採用担当者も理解してくれますので、ご安心ください。
新卒1年目・5月に辞めたくなった人へおすすめの相談先
入社後すぐに会社を辞めたくなった方は、一度転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントは、みなさんに合う求人を探してきてくれる転職・就職のプロフェッショナルです。
みなさんが本当に転職するべきかどうか、相談に乗ってくれるほか、入社まもなく退職した方の転職先もしっかり見つけてくれます。
今の仕事を続けながら転職活動をするのは大変ですが、転職エージェントを使えばこの負担がグッと減り、両立がとてもカンタンになります！
他にも、転職エージェントを使うメリットは本当にたくさんあります。
エージェントを使うメリット
・利用が完全無料
（求人を探してもらうだけでも、最終的に採用されてもされなくても、一切お金はかかりません！）
・いつでも転職に関する相談ができる
（不安になってもアドバイスをしてくれる）
・希望を伝えるだけで求人を探してきてくれる
（自分で求人を探す必要がないので、仕事・学業と就職活動を両立しやすい）
・希望を伝えるだけで日程の調整をしてくれる
（応募先の企業と直接連絡する手間が省ける）
・年収や待遇の交渉をしてくれる
（言いにくいことは自分の代わりに全部聞いて交渉してくれる）
・面接や履歴書の添削＆練習をしてくれる
（アドバイスをくれるので、安心して選考に進める）
・皆さんと一緒に面接に同行して代わりに質問をしたり、助け舟を出してくれる
（面接同行はよく行われているので、同行するからと言って採用に不利になることはありません）
転職エージェントは「はじめに3社登録してみて、一番対応がよかったエージェントを1社選び、残り2社はお断りする」という使い方がおすすめです。
おすすめの転職エージェントを下記にいくつか掲載しますので、まずは無料登録からはじめてみてください🔻
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