
こんにちは!人材紹介業界で20年以上勤めている転職アドバイザーの工藤マサムネです。
今回は、繊細さんが転職を成功させるためのエージェントの使い方をご紹介します。
転職エージェントとは、皆さんの希望に沿って求人を探してきてくれたり、面接・履歴書の添削をしたりしてくれる人のことです。
利用は完全無料で、学生さんから社会人の方まで誰でも利用できる心強い味方です。
しかし、使い方を間違ってしまうと逆にご自身の大きなストレスになってしまうことがあり、特にストレスを抱えやすいHSP・繊細さんは注意が必要です。
そこでこの記事では、誰でも安心して就職・転職を成功させるための「正しい転職エージェントの使い方」をご紹介します。
繊細さんが転職を成功させるために最も大切なこととは?

最も重要なのは「自分が絶対に譲れない条件を伝えること」です。
可能であれば、ランキング形式にして優先順位をつけておくと安心です。
転職エージェントは、日々たくさんの求職者さんの転職をサポートしています。
そのため、その人に合った求人を探すことは当たり前のことで、むしろ具体的に希望を言ってもらえる方がエージェントも仕事を探しやすいです。
繊細さんが転職を成功させるためのエージェントの使い方
転職エージェントを使って転職活動をする場合は、エージェントに以下の内容を伝えるとベストです。
転職をしようと思った理由
例:「残業が多すぎるため」「仕事内容が自分と合わなかったから」「年収が低すぎると思ったから」
転職で絶対に譲れない条件(最も重視したいこと)
例:「年収は500万円以上」「残業が月30時間以内」「絶対に19時で帰れる」
特に重視している待遇条件(ランキング形式)
例「1位 年収の高さ 2位 残業の少なさ 3位 教育制度が充実していること」
転職活動やコミュニケーションに関する希望
例:「○時までは仕事なのでそれ以降の時間に連絡してほしい」「電話は苦手なのでメールでやり取りしてほしい」「転職に慣れていないので、やさしく丁寧に対応してほしい」
「これも言ったら少しわがままかな」と思ってしまうかもしれませんが、むしろしっかり伝えた方がエージェントも安心してサポートできます。
口頭で言いづらい場合は「こちらの希望を箇条書きでまとめましたので、この条件に合う求人のみご紹介いただけますと幸いです。」とメールで伝えれば問題ありません。
特に繊細さんはコミュニケーションの仕方を重視すると思いますので、「転職初心者なのでやさしく急がず対応していただけると嬉しいです」と伝えるとよいでしょう。
これといった希望がない人は「絶対イヤなこと」を伝えよう

まだ年齢がお若い方や転職回数が少ない方は、いろいろな職場を見ていないので、これといった希望がないかもしれません。
「とりあえず年収400万あればOK」「すぐ受かりそうなところならどこでも」と考えてしまうかもしれませんが、この選び方だと転職に失敗する可能性があります。
例えば同じ「年収400万円の職場」であっても、「年収が400万円で月の残業時間が30時間」という職場と「年収が400万円で月の残業時間が100時間」という職場なら、みなさんは前者を選ぶでしょう。
しかし「年収400万ならどこでもいい」と言って年収だけを見て就職先を決めてしまうと、このような「本当は絶対にイヤな条件」に気づかず入社してしまうことがあります。

実際に過去に僕が担当した求職者さんの中にも「何も考えず年収だけを見て就職したら超ブラック企業だった」という方がいらっしゃいました。
誰でも「さすがにこういう職場はイヤだ」という条件はあると思いますので、これといった「ポジティブな希望」がなくても、「絶対に避けたいネガティブな条件」はリストアップしておきましょう。
これを転職エージェントに伝えれば、自分にとってのブラック企業をフィルターにかけて求人を探してもらうことができます。
伝えるべきことを伝えると、悪質なエージェントも見極められる

先ほどの「エージェントに伝えるべきこと」をしっかり伝えておけば、悪質なエージェントも見極められます。
残念ながら、世の中にはお金を儲けることだけを考えている悪質なエージェントもいます。
「悪質なエージェント」はどんなエージェント?

転職エージェントは求職者の方が転職をすると、その転職先の会社から「紹介料」としてお金をもらえるしくみになっています。
その転職先でもらえる年収の○%がエージェントの利益になるので、要は「年収が高い職場に転職してもらえれば、自分の利益につながる」ということになります。
悪質なエージェントは自分たちの利益のことだけを考えているので、希望に合わない高年収の求人を無理やり勧めてくることがあります。
特に年収が高い求人は激務であったり職場環境がひどいことが多いので、「年収は高いけど、仕事が辛すぎてもう辞めたい…」となってしまうことが多いです。
そのため、事前に自分の希望をしっかり伝えて「これに当てはまる求人があった場合のみ応募します」と伝えることが大切です。
希望に沿う求人を見つけてきてくれたら「いいエージェント」ですし、希望に沿わない求人を勧めてきたら「悪質なエージェント」ということがわかります。
自分に合わないエージェントに出会ったらどうすればいい?

世の中にいるすべての人がいい人、というわけではありませんので、転職エージェントの中にも悪い人はいます。
また、いい人ではあるけれど自分とコミュニケーションのスタイルが合わない人もいます。
(熱心すぎて言い方が少しキツい人など)
もししつこく連絡をしてきたり、相性がなんとなく合わなかったり、自分の希望に沿わない求人を無理やり勧めてくるエージェントがいたら、次のいずれかを試してみましょう。
自分に合わないエージェントの対処法1.担当者を変えてもらう

実は、エージェントに担当者を変えてもらうことは珍しいことではありません。
やはり人間ですので、相性が合わないことはあります。
そのため、担当者変更のお願いはしても全く問題ありません!
担当者を変えてもらう方法
担当者を変えてもらうのはとても言いづらいかもしれませんが、きちんとポイントを押さえれば全く失礼になりませんし、むしろ相手も納得して対応できるようになります。
担当者変更の希望を出すときに伝えるべきポイントは、こちらの3つです。
前任者の対応でよかったこと
例:「レスポンスが早く、スムーズに対応してくれた」「アドバイスが的確で、転職の考え方を見直すことができた」
前任者の対応で不満だったこと
例:「ライフワークバランスを重視していたのに、年収重視の求人を紹介された」「自分が志望している業界の知識が不足していると感じた」「自分にとっては言い方が厳しすぎると感じ、コミュニケーションが窮屈に感じた」
次の担当者に求めること
例:「自分の希望に沿った求人を探してくれる担当者の方にお願いしたい」「この業界に詳しい人に担当してもらいたい」「よりやわらかい表現で対応してくれる人に担当してほしい」
これら3つを伝えれば、前任の担当者とトラブルになることもなければ、後任の担当者が前任の担当者のよかったところを完全に無視してしまうこともありません。
担当者を変えてもらうための文章の書き方
担当者変更の希望は、電話でも良いですし、直接担当者にメールで送っても、会社の問い合わせフォームに送信してもOKです。
希望に沿った求人を探してくれない担当者だった場合
お世話になっております。
御社の転職支援サービスを利用しております、〇〇と申します。
本日は一点ご相談させていただきたいことがあり、ご連絡を差し上げました。
現在〇〇様(担当者の名前)にサポートをしていただいております。
〇〇様からのアドバイスはいつも的確で、私1人では気づくことができなかったポイントもたくさんご教授いただき、大変参考になっております。
特に、面接についての不安をご相談させていただいたとき、「〇〇様なら大丈夫ですよ」と仰っていただいたときは、とても励みになりました。
とても感謝しております。
一方で、私が最も重視している「残業が少なくライフワークバランスが取れる職場」ではなく「年収が高い職場」を中心にご紹介いただいております。
そのため、私の希望に沿った求人を別の担当者の方からご紹介いただきたいと思っております。
大変失礼であることは承知の上ですが、ぜひご対応いただけますと幸いです。
お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
〇〇(自分の名前)
希望している業界の知識が乏しい担当者だった場合
お世話になっております。
御社の転職支援サービスを利用しております、〇〇と申します。
本日は一つご相談させていただきたいことがあり、ご連絡を差し上げました。
現在〇〇様(担当者の名前)に転職のサポートをしていただいております。
いつも親身になって相談に乗っていただき、レスポンスも早く非常にスムーズなやり取りをさせていただいております。
現職の仕事が忙しく、なかなか余裕がない中で〇〇様のように丁寧に対応していただけていること、とても感謝しております。
一方で、私が希望している△△業界の情報が不足していると感じるため、よりこの業界に詳しい方にアドバイスをいただきたいと思っております。
大変恐縮なのですが、可能であれば△△業界に詳しい方に担当の変更を検討していただけないでしょうか。
お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
〇〇(自分の名前)
言い方がキツい担当者だった場合
お世話になっております。
御社の転職支援サービスを利用しております、〇〇と申します。
本日は一点ご相談させていただきたいことがあり、ご連絡を差し上げました。
現在〇〇様(担当者の名前)に転職サポートをしていただいております。
私がはじめての転職で戸惑っている中、熱心にさまざまなアドバイスをいただいており、とても勉強になっております。
しかし、転職初心者の私にとっては少し厳しいと感じるお声がけもあり、転職活動への不安が大きくなってしまいました。
そのため、大変恐縮なのですが、可能であれば丁寧でやわらかくご対応いただける方に転職サポートをお願いしたいと思っております。
大変失礼を承知の上でのお願いとなりますが、何卒よろしくお願いいたします。
〇〇(自分の名前)
担当者変更の希望は会社の問い合わせフォームにした方がいい?
「担当者を変更してください」という旨を担当者本人に伝えるのは、さすがに言いづらい…
そんなときは、会社の問い合わせフォームにメールをしてみましょう。
会社の問い合わせフォームなら、自分の担当者以外の人が自分のメールを見る可能性があります。
つまり、社内で「求職者の方からこんなお願いがあった」「じゃあこれからはこんな対応ができるようにしよう」と、サービス向上のきっかけにつながります。
また、変更を申し出られた担当者本人が傷つかないような形で「こんなお問合せがあったよ」「このような事情により、担当者が変わることになりました」と伝えてくれる可能性があります。
このように、自分に合わなかった担当者本人に直接言わないことのメリットもありますので、伝えにくいと感じた方はぜひ会社の問い合わせフォームに連絡してみてください。
大手エージェントの方が自分に合うコンサルタントに出会いやすい

担当者を変えてほしいと思ったとき、大手なら在籍しているコンサルタントの数も多いので、自分に合ったコンサルタントに変えてもらいやすくなります。
逆に中小企業だと人数が少ないので、本当に限られた人の中で担当者が変わります。
中には「個人経営で担当者が一人しかいない」というエージェントもありますので、その場合は次にご紹介する方法を試してみましょう。
自分に合わないエージェントの対処法2.使うエージェントを変える

担当者を変えてもらうのは、ちょっと気が引ける…という方も多いでしょう。
その場合は、利用する転職エージェント(会社)を変えてしまってもOKです。
転職エージェントの利用は完全に無料なので、別の転職エージェントを使うことになってもペナルティはありません。
しかし、転職エージェントは日々たくさんの時間を割いてみなさんのサポートを行なっていますので、以下のポイントは必ず押さえておきましょう。
・自分の名前
・担当者の名前
・利用中止したい理由
・感謝の言葉
断りの連絡は心が痛むかもしれませんが、きちんと理由と感謝を伝えれば、エージェントも納得して受け入れやすくなります。
転職エージェントへの断りの連絡の入れ方(例文1)
お世話になっております。〇〇(自分の名前)です。
いつも親身に相談に乗っていただき、ありがとうございます。
先日ご紹介いただいた求人につきまして検討いたしましたが、今回は応募を辞退させていただきたいと思っております。
私が今回の転職で最も重視しているのは「年収500万円以上」だったのですが、それを達成しない求人であったためです。
今回は別の転職エージェント様に転職サポートをお願いすることになりましたので、貴社サービスの利用を辞退させていただきたく、ご連絡を差し上げました。
この度はお時間を割いていただいたにも関わらず、大変申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
〇〇(自分の名前)
転職エージェントへの断りの連絡の入れ方(例文2)
お世話になっております。〇〇(自分の名前)です。
先日は求人をご紹介いただき、ありがとうございました。
大変恐れ入りますが、この度は貴社の転職サービスの利用を中止したいと考えております。
別の転職エージェント様も利用しておりましたが、そちらで自分のイメージに合う求人が見つかり、選考に進むことになったためです。
この度は私の都合でお手数をおかけしてしまい、大変申し訳ありません。
何卒よろしくお願いいたします。
〇〇(自分の名前)
自分に合う求人がなかった場合の伝え方

担当者はいい人なんだけど、自分に合う求人を見つけてくれなかった…
たくさん求人を見つけてきてくれたけど、イマイチ興味のある求人がなかった…
そんなときは、担当者に違う求人を探してほしい旨をしっかり伝えましょう。
以下のように伝えると、担当者も納得して次の求人探しができます。
別の求人を探してもらいたいとき①
お世話になっております。〇〇(自分の名前)です。
先日は求人をご紹介いただき、ありがとうございました。
ご紹介いただいた求人を検討しましたが、今回は応募を辞退させていただきたく思っております。
今回の転職で最も重視しているのは「年収400万円以上で残業がないこと」だったのですが、それを達成する求人がなかったためです。
せっかくお時間を割いていただいたのに恐縮ですが、上記の点に沿う求人をご紹介いただいてもよろしいでしょうか?
何卒よろしくお願いいたします。
〇〇(自分の名前)
別の求人を探してもらいたいとき②
お世話になっております。〇〇(自分の名前)です。
先日は求人をご紹介いただき、ありがとうございました。
ご紹介いただいた求人を確認いたしましたが、残念ながら私のイメージに合う求人がございませんでした。
現職では残業が多いことが一番の悩みであるため、残業が月30時間以内の職場があればぜひ応募したいと思っております。
大変お手数をおかけいたしますが、上記の点に沿う求人をもう一度お探しいただいてもよろしいでしょうか?
何卒よろしくお願いいたします。
〇〇(自分の名前)
エージェントは正しく利用すれば就職・転職が100倍安心になります!

今回は、転職を成功させるためのエージェントの使い方をご紹介しました。
これらのポイントを押さえておけば、エージェント利用をするメリットを最大限受けることができますし、万が一トラブルに遭ってもスムーズに対処することができます。
エージェントを使うメリット
・利用が完全無料
(求人を探してもらうだけでも、最終的に採用されてもされなくても、一切お金はかかりません!)
・いつでも転職に関する相談ができる
(不安になってもアドバイスをしてくれる)
・希望を伝えるだけで求人を探してきてくれる
(自分で求人を探す必要がないので、仕事・学業と就職活動を両立しやすい)
・希望を伝えるだけで日程の調整をしてくれる
(応募先の企業と直接連絡する手間が省ける)
・年収や待遇の交渉をしてくれる
(言いにくいことは自分の代わりに全部聞いて交渉してくれる)
・面接や履歴書の添削&練習をしてくれる
(アドバイスをくれるので、安心して選考に進める)
・皆さんと一緒に面接に同行して代わりに質問をしたり、助け舟を出してくれる
(面接同行はよく行われているので、同行するからと言って採用に不利になることはありません)
転職エージェントは正しく利用すれば就職・転職が100倍ラクになりますので、ぜひ利用してみてください。
ちなみに自分に合った転職エージェントを選びたい方には「転職エージェントナビ」がおすすめです。
みなさんのパーソナリティや希望の業界に合ったエージェントを無料で紹介してくれるため、エージェント選びがグンとラクになります🔻
上記の転職エージェントナビを使えば、この記事でご紹介したエージェントとのトラブルも回避できますので、ぜひ利用してみてください。
(お金は一切かかりませんので、学生さんも安心してご利用いただけます!)