こんにちは！人材紹介業界で20年以上勤めている転職アドバイザーの工藤マサムネです。
今回は、採用面接が不安・苦手な人のための面接対策をご紹介します。
- 心臓がバクバクして声が震えてしまう
- 練習ではスラスラ言えていたことが、なぜか言えなくなる
- 面接官の質問がなぜか耳からすり抜けて、理解が追いつかない
面接では、緊張のあまりこのような事態に陥ってしまうことがあるでしょう。
（ちなみに僕もHSPなので、こうなってしまうことがあります）
そこでこの記事では、20年以上の人材紹介業界での経験をもとに「採用面接が不安・苦手な人のための面接対策」をご紹介します。
面接は誰でも緊張する。緊張=悪いことではない
面接は、誰でも緊張してしまうものです。
おそらく面接に慣れている人は、少ないでしょう。
それは面接官もよく分かっているので、面接で緊張すること自体は悪いことではありません。
「面接で緊張するのはよくないことだ」と言われる理由は、緊張すると上手に受け答えができない可能性が高くなるからです。
頭が真っ白になって何も受け答えができず、面接官と何のコミュニケーションも取れなくなってしまったら、面接官はあなたのことを知ることはできません。
あなたのことがよくわからなかった上に、「質問にもちゃんと答えられない人なんだ」と思ってしまいます。
逆に言えば「緊張して頭が真っ白になったときにどうすればいいのか？」をしっかり事前に考えていれば、緊張しても面接をスムーズに進めることができます。
そこで今回は、面接が不安・苦手な人のために、面接で緊張したときの対処法を5つご紹介します。
採用面接が不安・苦手な人のための面接対策1つ目
採用面接が不安・苦手な人のための面接対策1つ目は、緊張していることをしっかり伝えることです。
- 心臓がバクバクする
- 声が震えてしまう
- 言おうと思っていたことを忘れてしまう
実際に面接をしていて、もしこうなってしまったら、緊張していることを正直に伝えましょう。
緊張して受け答えに詰まってしまったら
大変申し訳ありません。今とても緊張してしまっていて、頭が真っ白になってしまいました。
少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか？
緊張して相手の質問を忘れた・聞き逃してしまったら
大変申し訳ありません。今とても緊張してしまっており、ご質問をうまく頭にインプットすることができませんでした。
もう一度ご質問をお伺いしてもよろしいでしょうか？
事前に考えてきたことを忘れてしまったら
大変申し訳ありません。今とても緊張してしまっており、お伝えしようと思っていたことが頭から飛んでしまいました。
御社にしっかりお伝えしたいので、事前に用意したメモを確認してもよろしいでしょうか？
このように伝えれば、面接官もあなたの緊張をしっかり理解し、受け止めてくれます。
（実際にこの文章をご覧になって、みなさんも悪い気持ちにはならなかったと思います）
自分が緊張した時の対応でブラック企業が見極められる
普通の人…いわゆる「まともな人」なら、相手に「緊張しています」と言われても「面接はやっぱり緊張してしまいますよね」「焦らなくても大丈夫ですよ」と思うはずです。
（みなさんも、緊張している人を目の前にしたらそう思うでしょう）
逆に、日頃から高圧的な態度を取っている人や、不必要に相手にプレッシャーをかけるようなコミュニケーションを取っている人は、迷惑そうな表情をしたり、「ちゃんと準備してこなかったんですか？」などと嫌味を言ってきます。
このような冷たい対応をされたら非常に傷つくと思いますが、逆に言えばブラック企業を見極められるチャンスでもあります。
誰だって面接や入社したての頃は緊張しますから、そんなときもやさしく声をかけて安心させてくれる会社に就職したいと思いませんか？
（僕ならそんな会社に就職したいです）
そのため、緊張してしまっても素直に「いま緊張しています」と伝えましょう。
採用面接が不安・苦手な人のための面接対策2つ目
採用面接が不安・苦手な人のための面接対策2つ目は「メモを用意しておく」です。
志望動機や入社後にやりたいこと、面接で質問したおきたいことなど、面接で伝えたいことはたくさんあるでしょう。
それらを全部完璧に覚えられればよいのですが、人間ですからそんなわけにもいきません。
プラス、面接は緊張のあまり頭が真っ白になってしまうこともあります。
そんなときのために、事前にかんたんなメモを用意しておくことをおすすめします。
メモは面接中に見てもOKだが、注意点もアリ
「失礼になるんじゃないか」という理由でやらない人が多いのですが、面接中に事前に用意したメモを見ることは悪いことではありません。
ただし、最初から最後までずっとメモを見て話したり、何の許可もなくメモを取り出すことは避けましょう。
事前に考えてきたことを忘れてしまったら
大変申し訳ありません。今とても緊張してしまっており、お伝えしようと思っていたことが頭から飛んでしまいました。
御社にしっかりお伝えしたいことがありますので、事前に用意したメモを確認してもよろしいでしょうか？
質問事項を忘れてしまったら
大変申し訳ありません。緊張で質問を忘れてしまったので、メモを少し確認してもよろしいでしょうか？
あくまでも基本はメモを見ずに話し、どうしても思い出せないときだけメモを見させてもらうことが大切です。
多くの場合は快くOKしてもらえますので、遠慮なく聞いてみましょう。
採用面接が不安・苦手な人のための面接対策3つ目
採用面接が不安・苦手な人のための面接対策3つ目は「聞かれたことにだけ、簡潔に答える」です。
特にHSP・繊細さんに多いのですが、どうにか相手の期待以上の答えを言おうと頑張ってしまい、聞かれていないことにも言及してしまったり、沈黙の時間を作らないようとにかく話題を作らなきゃと必死になってしまったり、話がダラダラ長く続いてしまうことがあります。
基本的に、面接は「面接官に聞かれたことだけに、簡潔に答えればOK」です。
無理にみなさんから話題を作る必要もありませんし、たくさん話さなければいけないということもありません。
「質問はありますか？」と聞かれたときだけ自分から質問をし、それ以外のときは「聞かれたことだけに、簡潔に答えればいいんだ」とリラックスして挑みましょう。
ちなみに面接で「質問はありますか？」と聞かれたときにおすすめの質問はこちらにまとめています🔻
採用面接が不安・苦手な人のための面接対策4つ目
採用面接が不安・苦手な人のための面接対策4つ目は「落ちて正解の会社もあると考えること」です。
とにかく採用を勝ち取りたいと意気込む方は多いのですが、たとえ採用されても自分に合っている会社でなければすぐ辞めたくなってしまいます。
自分に合わない会社なら、入らない方がいいでしょう。
例えば面接に行くと、高圧的な態度で接してくる面接官がいたり、緊張している応募者を全く気にかけない面接官がいたり、「すごく空気が重くて雰囲気が悪い」と肌で感じるような会社があったりします。
みなさんは、そんな人がいる会社で働きたいと思うでしょうか？そのような会社で働きたいと思うでしょうか？
お客様に対しても同僚に対しても、やさしく気にかけてくれるような人がいる雰囲気のいい職場で働きたいはずです。
非常に不快感を覚える面接に遭遇すると、「私の感覚がおかしいだけなのかな」「これが普通なのかな」と思ってしまう人もいると思いますが、そんなことはありません。
むしろ、面接に行っただけで「なんだか嫌だな」と感じるような職場は「不採用になって正解」ではないでしょうか？
自分にとって心地の良い職場に出会うためにも、もし面接で空気が悪く嫌な思いをしたり、実際に不採用になっても「まぁ、自分に合わない会社に入社しなくて済んだな」とポジティブに考えてみましょう。
悪い雰囲気に影響されて面接がうまくできなかった＝自分にとってダメということはありません。
採用面接が不安・苦手な人のための面接対策5つ目
採用面接が不安・苦手な人のための面接対策5つ目は「第2志望でも自分に合っている会社もあると考えること」です。
誰でも第一志望の会社に就職したいと考えると思いますが、第一志望の会社＝自分にとってベストな会社とは限りません。
実は、僕がこれまで就職活動をサポートしてきた方の中には、「第二志望の会社だったけど、働いてみたら意外とよかった」という方がたくさんいらっしゃいます。
もちろん、第一志望の会社の方が自分に合っている最高の会社かもしれませんが、ここで大切なのは「第二志望だからと言ってダメな会社だとは限らない」ということです。
もし面接で第一志望の会社に落ちてしまっても、実はその第一志望の会社は超絶ブラック企業だったかもしれませんし、第二志望の会社でも幸せに働いていける可能性があります。
そのため「仮に面接で落ちてしまっても、まだいい会社に巡り会えるチャンスはある」と考えてみましょう。
面接で不安な人におすすめの就職・転職方法とは？
面接で不安な人にぜひおすすめしたいのが、転職エージェントを使う方法です。
転職エージェントであれば、履歴書や職務経歴書の添削に加え、面接練習もしてくれたり、面接にも同行してくれるので、面接での不安を大きく減らすことができます。
他にも、転職エージェントを使うメリットは本当にたくさんあります。
エージェントを使うメリット
・利用が完全無料
（求人を探してもらうだけでも、最終的に採用されてもされなくても、一切お金はかかりません！）
・いつでも転職に関する相談ができる
（不安になってもアドバイスをしてくれる）
・希望を伝えるだけで求人を探してきてくれる
（自分で求人を探す必要がないので、仕事・学業と就職活動を両立しやすい）
・希望を伝えるだけで日程の調整をしてくれる
（応募先の企業と直接連絡する手間が省ける）
・年収や待遇の交渉をしてくれる
（言いにくいことは自分の代わりに全部聞いて交渉してくれる）
・面接や履歴書の添削＆練習をしてくれる
（アドバイスをくれるので、安心して選考に進める）
・皆さんと一緒に面接に同行して代わりに質問をしたり、助け舟を出してくれる
（面接同行はよく行われているので、同行するからと言って採用に不利になることはありません）
転職エージェントは「はじめに3社登録してみて、一番対応がよかったエージェントを1社選び、残り2社はお断りする」という使い方がおすすめです。
おすすめの転職エージェントを下記に掲載しますので、まずは無料登録からはじめてみてください🔻
未経験の業種に挑戦するなら、未経験者の転職に特化した「イーチキャリア」がおすすめ！
エンジニア・デザイナー・人事・経理・マーケティング・データアナリスト・物流＆倉庫・清掃、ありとあらゆる職種の転職サポートに対応しています。リモート勤務OKの求人も取り扱っているほか、面接対策もしっかりしてくれますので、すべての方におすすめできるエージェントです。
転職をするべきか迷っている方は、まずUZUZ（ウズウズ）で気軽に相談！
未経験からIT業界へ挑戦するなら「Tamesy」がおすすめ！
とりあえず自分と相性のいい転職エージェントと会ってみたい方は「転職エージェントナビ」で無料相談を！
コンサルの転職なら、コンサル特化の「MyVision」がおすすめ！
悩み相談が上手＆細かいことに気づける繊細さんは、実は企業の悩み相談に応じて解決策を見出していくコンサルに向いています。MyVision利用者の7割は未経験から始めていますので、未経験の方もご安心ください。
人材業界に転職するなら、この業界に特化した「HR CAREER AGENT」がおすすめ！
例えばキャリアアドバイザーなどの職種は、求職者の方のお悩み・相談に応じていく職業なので、人の気持ちがわかる＆寄り添える繊細さんにとても向いている職業です。87％は業界未経験なので、安心して転職できます。
専任アドバイザーと一緒にこれからのキャリアを考える＆面接対策をするなら「ユメキャリ」がおすすめ！
現役の企業人事スタッフにより就活サポートをしてくれるのが大きなポイントです。学生の就活に特化しているため、学業との両立や学生ならではの悩みにも真摯に答えてくれます。
女性の方には、女性特化キャリアコーチングでNo.1の「LadyCarry」がおすすめ！
「今すぐ転職！」というよりも、まず相談したい方には「ポジウィルキャリア」がおすすめ！
転職エージェントの使い方・断り方が不安な方はこちらを参考にしてください🔻
持病がある人は伝えるべきなのか？
面接で不安になる方の中には、うつ病やパニック障害、適応障害などの精神的な持病をお持ちの方や、トゥレット症（チック症）などの目に見える形で症状が出る持病をお持ちの方もいらっしゃいます。
面接や応募の段階で自分の持病について伝えておくべきなのか、詳しくは下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください🔻
