HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴5つ

こんにちは！人材紹介業界で20年以上勤めている転職アドバイザーの工藤マサムネです。

今回は「HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴5つ」をご紹介します。

僕はこれまで数多くの求職者の方にお会いし、転職のお手伝いをしてきましたが、その中にはHSP・繊細さんもたくさんいらっしゃいました。

そして、その方々が「転職をしたい」「会社を辞めたい」と思う理由には、とある共通点がありました。

この記事では、僕の長年の経験でわかった「HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴5つ」をご紹介します。

HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴1つ目

HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴1つ目は「大手企業」です。

もちろん大手企業の中には素晴らしい会社もたくさんあるのですが、以下の理由で大手企業を早期退職するHSP・繊細さんはたくさんいらっしゃいます。

大手企業は組織力・資金力があるため、年収などの待遇面は充実していたり、達成感のある大きなプロジェクトに携わることができます。

一方で、従業員一人ひとりに合ったやり方でやらせてもらえなかったり、ルールを柔軟に変えることが非常に難しいことが多いです。

HSPの方・繊細さんは、他の人よりもじっくり内省して、自分の心に向き合い、自分に合ったペースを把握している人が多いでしょう。

そのため、自分に合ったペースではなく組織が決めたペースに合わせる必要がある大企業は、あまり向いていない可能性があります。

また大手企業は支社数・店舗数が多いため、数年で異動・転勤になってしまい、頻繁に新しい人間関係にリセットされてしまう可能性が高いです。

いくら人間関係が良好な職場に巡り会えても、数年経てばその職場を離れなくてはいけなくなってしまいます。

できるだけ深く長く良好な人間関係を築きたい方にとって、これはかなり致命的になるでしょう。

大手企業から大手企業への転職はおすすめできない

「大手企業に勤めていたが、嫌になったので転職したい」という方の中には、次の会社も大手企業を選ぼうとする方がいらっしゃいます。

しかし、残念ながらこれはあまりおすすめできません。

同じ規模の会社に転職しても、同じような特徴・問題を抱えていることが多いためです。

そのため、大手企業ならではの理由で「仕事を辞めたい」と思ったのであれば、中小企業など異なる規模の会社に転職することをおすすめします。

HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴2つ目

HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴2つ目は「不特定多数の人と直接関わらなければいけない会社」です。

僕もそうなのですが、HSP・繊細さんは人の顔や周りの空気を常に気にする傾向があるため、たくさんの人の顔を伺いながら仕事をすると非常にストレスが溜まりやすいです。

特に接客業や営業職は、自分が関わりたいと思ったお客さんを選べるわけではありません。

それどころか、会社の名前も背負っているので自分勝手な行動が許されず、「こうした方がいいと思うんだけどな」と思ってもそれを実行することができないことも多いです。

例えば僕が昔通っていた個人経営の居酒屋のマスターは、次のように話していました。

個人経営ならば社長・店長の一存で判断ができるため、経営や自分の心身の健康に関わるほど嫌なお客さんが来たら、最悪入店を断ることもできます。

しかしチェーン店では会社の名前を背負っていますので、「もう来るな」と言えば「あの店舗のあの人に言われた」ではなく「あの会社に言われた」というクレームになり、会社全体の問題になることがあります。

また、誰がお客さんとして来るかわからないような仕事だと、それだけでもすでにストレスになります。

「次は変なお客さん来ないといいな…」と常に気にして仕事をするのは大変です。

そのため、可能な限り不特定多数の人と直接関わるような仕事は避け、基本的には同じ会社内の特定の人としか関わらないような職場や業種を選ぶのがおすすめです。

具体的には、事務職やエンジニア、クリエイティブ職などがおすすめです。

また保育園・幼稚園の先生や介護職などは、一年中毎日全く異なる人と接するわけではなく、年単位で関わる人（クラスにいるお子さんや利用者の方）が変わりますので、そちらもおすすめです。

介護職は資格がなくても未経験から就職できますし、常に気配りができて小さな変化にも目を向けられるHSP・繊細さんが活躍しやすい職場です。

ちなみに1日~数日で取得できる介護資格のコースもありますので、ぜひチェックしてみてください🔻

HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴3つ目

HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴3つ目は「慢性的に人手不足の会社」です。

慢性的に人手不足の会社は、人間関係が悪いだけでなく、残業が多い可能性が高いです。

そして残業時間が多い会社は、もうすでに以下のような負のスパイラルに陥っている可能性が高いです。

このように、人間関係が悪かったり仕事の効率が悪いままの会社や人手不足の会社は、残業時間がどんどん増えていく傾向にあります。

繁忙期のみ残業が多いのであればまだセーフなのですが、慢性的に残業が多い職場は非常に忙しく雰囲気が殺伐としていることが多いため、特にHSPの方・繊細さんにはおすすめできません。

そのため、残業時間を質問してある程度職場の雰囲気を想定しておくことをおすすめします。

HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴4つ目

HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴4つ目は「毎年大人数を新卒採用している会社」です。

これは1つ目の理由でもお話しした「大手企業」にも通ずるのですが、毎年のように大量に新卒を採用している会社は、若手の従業員を使い捨てしている可能性があります。

例えば「新卒なら最低3年は我慢しろ」という謳い文句を使って、3年はとにかく馬車馬のように働かせる会社もあります。

このような会社は短期的には良くても、長期的に働き続けることはできないので、入社数年で辞めてしまう人が多いです。

よく言えば人の入れ替わりが激しいので「新陳代謝がいい会社」と言えるのですが、離職率が高いとベテランが育たず、会社全体の業務効率UPも見込めません。

毎年たくさん募集している＝毎年たくさんの人が離職している＝人手が足りていない＋人が育たないという可能性が高いので、会社の規模に対して新卒採用の人数と頻度が高い場合は、注意しましょう。

前年・前々年の新卒採用情報を遡って検索してみるのもよいですし、面接で「毎年どれぐらい新卒の方を採用しているのですか？」と聞いてみるのもおすすめです。

HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴5つ目

HSP・繊細さんが就職すると後悔しやすい会社の特徴5つ目は「相談しやすい人がいない会社」です。

HSP・繊細さんは悩みや心配事を1人で抱え込みやすいので、職場に気軽に相談しやすい人がいたり、職場に相談しやすい空気がないと落ち込みやすくなります。

そのため「何か質問したら怒られそう」「雑談をしただけで嫌な顔をされる」という職場ではなく、いつでも相談ウェルカムな空気感がある職場に就職することをおすすめします。

可能であれば、面接の時に面接官が話しやすそうな人かどうかを確認したり、職場で働いている人を実際に見てピリピリした雰囲気がないかどうかを確認するのがおすすめです。

後悔しない職場に就職するための方法とは？

今回は、HSP・繊細さん向けに「就職すると後悔しやすい会社の特徴」を5つご紹介しました。

しかし、これら5つの条件をパスしている会社を自力で探すのはとても大変です。

中には求人票には載っていない情報もありますが、かと言って電話や面接で直接全て質問しに行くのも大変です。

そこでおすすめなのが、転職エージェントを使う方法です。

転職エージェントなら、皆さんの希望に合った求人を全国から探してきてくれるので、今回ご紹介した5つの条件に当てはまらない会社もすぐ見つかります。

転職エージェントは「はじめに3社登録してみて、一番対応がよかったエージェントを1社選び、残り2社はお断りする」という使い方がおすすめです。

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【HSP】繊細さんが転職を成功させるためのエージェントの使い方

こんにちは！人材紹介業界で20年以上勤めている転職アドバイザーの工藤マサムネです。今回は、繊細さんが転職を成功させるためのエージェントの使い方をご紹介します。転職エージェントは使い方を間違ってしまうと逆にご自身の大きなストレスになってしまうことがあります。この記事では「正しい転職エージェントの使い方」をご紹介します。